スラブの断面計算、固定・基礎スラブのモーメント





スラブの断面計算、固定・基礎スラブのモーメントの課題をあっさり解決する

精算法によってはりとスラブの剛性の計算が可能になります

スラブの構造計算をソフトウェアで行う場合に、スラブ筋を考慮するには、スラブ筋断面積とdtを個別に指定する必要があります。標準配置はできないため、スラブ筋断面積を考慮しない場合はメッセージが出力されます。
断面計算時の壁エレメントに接続する柱軸力については、柱断面計算に使用する軸力は、応力計算結果の数値を用います。壁断面計算の曲げの検討を行う時の付帯柱の軸力は、応力計算結果の付帯柱軸力と壁柱軸力・壁柱曲げモーメントの応力により計算された壁全体の曲げモーメントと軸力を付帯柱で負担すると考えます。そのため、軸力と曲げモーメントによる付加軸力を加算して付帯柱の検討軸力として計算します。
逆ばり指定の梁天端と接続するスラブの距離を入力した場合には、スラブ位置により梁下端引張曲げ降伏時のMuに考慮することもできます。

スラブの構造計算については、はりとスラブの剛性の計算は、精算法により計算します。 全断面を有効とした場合は、図心を求め精算により剛性を計算します。 高さと幅が等しい断面として計算する場合は、スラブの 剛性寄与を考慮する必要があります。 スラブ筋の考慮については、スラブ筋の断面積から、スラブの配置により片側か両側かの考慮を自動判定できます。 また、個別入力も可能で、梁のMuも考慮されますが、 梁上端引張曲げ降伏時のMuのみに限定されます。

断面計算時の壁エレメントに接続する柱軸力については、柱断面計算に使用する軸力は、応力計算結果の数値を用います。 壁断面計算の曲げの検討を行う時の付帯柱の軸力は、応力計算結果の付帯柱軸力と壁柱軸力・壁柱曲げモーメントの応力により 計算された壁全体の曲げモーメントと軸力を付帯柱で負担すると考えます。

RCはり断面において腹鉄筋を配置する上で気を付けたい6つのこととは

RCはり断面において、腹鉄筋を配置する上での留意点は、次のような内容である。
①はりには、引張部と圧縮部との達結を確実にするため、スターラップを配置すること。
②斜め引張鉄筋の間隔は、せん断応力度が許容せん断応力度τa1を超えた場合、部材の有効高さ(実用的には部材高さ)の中央から45゚方向の斜めひび割れ線が、少なくとも1列の斜め引張鉄筋と交わること。
③スターラップ間隔は、有効高さの1/2以下、かつ、300mm以下とする。
④計算上、せん断補強鉄筋を必要とする区間の外側の有効高さに等しい区間にも、同量のせん断補強鉄筋を配置する。
⑤せん断補強鉄筋が不要とされる場合でも、コンクリートの乾燥収縮、温度差等による斜めひび割れによる急激な破壊防止上、次式で与えられる最少量の鉛直スターラップ Aw min を配置する。
Aw min / (bw・s) = 0.15 %
ここに、bw:腹部幅、s:スターラッブの配置間隔
⑥引張主鉄筋の少なくとも1/3は曲げ上げないで、支点を超えて定着すること。

参考文献:「鉄筋コンクリート工学」共立出版
「鉄筋コンクリート工学 共立出版」は、構造計算の流れがわかりやすく説明されている参考書です。具体的な例題も、たくさん掲載されています。


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