CADリンク集/ダンプ・トラック



ダンプ・トラックのCADデータ、規格寸法図、仕様書、カタログが、ダウンロードできます。
積載量が2トン以下を小型トラック、4トンクラスを中型トラック、10トンクラスを大型トラックといいます。
主な形状は、平ボディ、バンボディ、ウィングボディ、冷凍冷蔵車、幌ウィングなどのCADデータが、ダウンロードできます。

ダンプ・トラックのCADデータは、種類が多い上に落とし込み方も幅広いため、どのデータを使用すれば良いかわかりにくいかもしれません。
このページでは、ダンプ・トラックのCADデータの無料ダウンロードが可能なサイトのリンク集と、ダンプトラックの特徴や大きさ、機能の差などについてまとめてご紹介します。


この記事の後半では、ダンプトラックの解説と、PTO装置を操作する上での留意点などについて説明していきます。

それではまず、ダンプ・トラックのCADデータがすぐに欲しい方のために、ダウンロードサイトのリンク集を紹介しましょう。
下記のCADデータリンク集からダウンロードしてくださいね。

目次



ダンプ・トラック 2Dcadデータ

ダンプ・トラックの2Dcadデータでは
特に、コマツ建機販売、イマギイレ、トラスト、All-free-download.com、CanStock Photo、などのサイトで、質の高いデータが揃っています。

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ダンプ・トラック 3Dcadデータ

ダンプ・トラックの3Dcadデータは、
特に、TURBO SQUID、3D Warehouse、CAD forum、FPIXTA、Hum 3D、などのサイトで、多くの種類のデータが紹介されています。
一度試してみてはどうでしょうか。
「sharecg」のサイトでは、3DモデルやPoserなどの素材をダウンロードできるサイトです。無料の会員登録をすれば、ほとんどの素材を無料でダウンロードできます。有料の素材はサイト上部の「Store」タブをクリックすると表示されます3Dモデル用の素材は3dc、3ds、dwgなどさまざまなフォーマットのものが用意されています。

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ダンプアップするPTO装置の使い方


この項では、ダンプトラックに関する解説や、PTO装置の操作方法について説明しましょう。

工事で使われる車両のダンプトラックとは、荷台がせりあがって、土砂などの骨材をすぐに降ろせるのがダンプトラックです。
ただ、単にトラックと呼べば平ボディトラックを差し、こちらは荷物の運搬用になります。

ダンプトラックは、軽自動車から1t・2t・4t、そして8tから11tまで、様々な大きさがあります。
通常使われるダンプトラックで、最も大きなサイズはトレーラーダンプです。
工事現場ではあまり使われず、主に骨材の運搬用に使われています。

ダムなど工事現場で使われるのがマンモスダンプです。
あまりにも巨大なため公道は走行出来ず、部品を工事現場に持ち込み現場で組み立てられます。

ダンプの荷台を上げることを、ダンプアップといいます。
ダンプトラックには、ダンプアップするためにPTO装置がついています。
ダンプアップするには、PTOスイッチをオンにしてクラッチを踏み込み、荷台操作レーバーを引きアクセルを踏み込めばダンプアップして行き、荷台の土砂を下ろします。

ダンプトラックは、作業の都合からダンプアップしたまま走行出来るようになっています。
うっかり荷台を下ろすことを忘れてしまい公道走行をしてしまうと、電線を切ってしまったり、トンネルや歩道橋に激突して、重大事故が発生してしまいます。
ダンプアップした後は、荷台がちゃんと降りているか、十分に注意しなくてはいけません。



トラックについて その1

トラックの総積載量により旋回軌跡図が変わる

トラックを区分する時、総積載量で小型・中型・大型トラックに分けます。それぞれの大きさで軌跡や最小回転半径が変わるため、軌跡図や旋回軌跡図、規格寸法図などをcadで作成する場合は、注意したい区分のポイントと言えるでしょう。またcadの図面で、平面図や正面図などの図形を表す場合にも、気をつけたい区分だと言えます2t・3t・4t・6t・7t・8t・10t・11t・15tトラックや2t平ボディ・10t平ボディ、2t・3t・4t・8t・10tダンプカーがどの区分に入るかも説明します。

小型トラック

2tトラックは小型トラックに分類されます。小型トラックは、最大積載量3t未満かつ車両総重量5t以下のトラックとなっています。

中型トラック

ダンプカーなどでも見かけることが多くなる積載量である3tトラックや4tトラックそして6tトラックは、中型トラックとして区分けされます。中型トラックは、最大積載量3t以上6.5t未満かつ車両総重量11t以下のトラックです。

大型トラック

7tトラック・8tトラック・10tトラック・10t平ボディ・11tトラックおよび15tトラックが区分されるのが大型トラックです。大型トラックは、最大積載量6.5t以上かつ車両総重量11t以上のトラックとなります。大型ダンプカーなど、工事現場ではよく見かけるタイプです。
トラックは大型になるほど、旋回の軌跡が大きくなります。軌跡図や旋回軌跡図、規格寸法図などをcadで図面化することで、現場の接触事故などを防げる効果もあります。フリーや無料の「dxf」「dwg」「jww」形式のcadデータをダウンロードしたり、日野10tトラックなどの日野トラック・日野ダンプやいすず・三菱ふそう(三菱トラック)といったメーカーサイトから、無料のカタログをフリーダウンロードすると良いでしょう。

平ボディトラックは荷台床の高さでサイズが変わる

2t・3t・4t・6t・7t・8t・10t・11t・15tトラックには、2t平ボディなどの平ボディタイプのトラックが存在します。また、2t・3t・4t・8t・10tダンプカーには平ボディタイプのダンプカーがあります。平ボディタイプのダンプカーなどのトラックは、荷台床の高さでサイズが変わります。もし、cad図で平面図や正面図、規格寸法図、旋回軌跡図などを作成する場合は、チェックしておきたいポイントだと言えるでしょう。

高床トラック

地上から床面までの高さが最も高い平ボディが高床トラックです。高床トラックは、後に紹介する全低床トラックや超低床トラックなどの低床トラックタイプと違い、荷降ろしにフォークリフトなどを使用することが多いです。
2t・3t・4t・6t・7t・8t・10t・11t・15tトラック、2t・3t・4t・8t・10tダンプカーなど、どの積載量のトラックでも見ることができますが、多くは6tトラック・7tトラック・8tトラック・10tトラック・11tトラック・15tトラックといった中型・大型トラックで良く見ることができます。
ちなみに、2tトラックの平ボディでは、地上から床面までの高さがおよそ925~1,105mmとなっています。

超低床トラック・全低床トラック

低床トラックには超低床トラックと全低床トラックがあります。高さが最も低い超低床トラックは、荷物の上げ下ろしに負担が少ないのが特徴で、2tトラック平ボディでおよそ780~785mmの高さとなります。一方の、全低床トラックは、平ボディの高さが高床トラックより低く、超低床トラックより高いトラックです。2tトラック平ボディでおよそ840~970mmの高さとなります。

大型トラックなどの積載量、低床トラックの平ボディなどの区分を検証

トラックの基本ともいえる「ボディ」ですが、そもそもなんだろう?と疑問に思ったことはありませんか。通常のトラックはもちろん低床トラックも大型トラックにも必ず搭載されており、最大の特徴ともいえます。意外と知らない、低床トラックの平ボディについてわかりやすく解説していきたいと思います。



トラックについて その2

トラックのボディ、キャブ、フレームとは

そもそもトラックの役割といえば、物を運ぶことにあります。一般的な2tトラックはもちろん迫力満点の15tトラックなどもすべてがボディを持っています。トラックの物を運ぶスペースを「荷台」とし、できるだけ多くの荷物を載せられるように広いスペースを確保しています。このフレームの上に載った荷台部分のことをボディといい、前方にある運転席部分のボックスを「キャブ(キャビン)」と読んでいます。

車などは全体のことをボディと表現するので、少し言い回し方に違いがあります。ボディの全体にフレームの役割を担っている形式を「モノコック」といいます。それに対してトラックは必ずといっていいほどフレームを備えています。軽トラックである2tトラックは世界最小としても知られていますが、しっかりとフレームが備わっています。トラックは車種によっての多少の違いもありますが、トラックの下部に「ハシゴ型フレーム」を搭載しており、そのうえにボディが載るようにできています。

低床トラックの平ボディなどのCADデータは、効率的で提案力のある図面を作成するのに欠かせない重要な要素の一つです。日野10tトラックなどの日野トラック、いすず、三菱ふそう(三菱トラック)のサイトでは旋回軌跡図がダウンロードできます。

トラックについて その3

ダンプトラックの役割や分類とその重要性

ダンプトラックは、ダンプやダンプカーとも呼ばれる、もっとも身近な運搬機械の1つです。日野10tトラックなどの日野トラック・日野ダンプや三菱ふそう(三菱トラック)、いすずがメーカーとして有名です。
荷台を傾けて一気に荷を降ろすという迫力からもよく知られている自動車です。トラックは積載量によって2t・3t・4t・6t・7t・8t・10t・11t・15tトラックがありますが、ダンプカーも積載量の違いによって2t・3t・4t・8t・10tダンプカーがあります。

建設業や製造業などのさまざまな業界において必要となる土砂や石材を始めとした資材を運搬し、人々の暮らしを輸送によって支えるという重要な役割を担っています。

ダンプトラックの中でも、みなさんがよくご存知なのは、公道を走る普通ダンプトラックではないでしょうか。
採石場から建設現場へ土砂や石材を運搬するイメージが強いと思います。そのほかにも飼料や肥料を運搬するなど、農業その他のあらゆる業界において活躍しています。

公道を走ることがないのであまり知名度が高くないかもしれませんが、重ダンプトラックという車両もあります。
ダム建設などの大規模な土木工事現場や鉱山において、大量の土砂や鉱石の運搬に必要とされています。
また、未整地を走るキャリアダンプとよばれるものもあります。

このようにダンプトラックは、私たちの生活や産業の基盤を下支えする、非常に重要な運搬機械です。

ダンプトラックのさまざまな名称

街中で見かけるものを普通ダンプトラックといい、一般公道を走行することを前提として作られています。トラックには2t・3t・4t・6t・7t・8t・10t・11t・15tトラックがあり、10t~15t程度のものを大型トラックといいます。小型になるほど最小回転半径も小さくなります。トラックには荷台の四方が開く平ボディタイプ、床の高さが低い低床トラックなど、分類の方法によってさまざまな名称のものがあります。
平ボディタイプのトラックにも2t平ボディ・10t平ボディなど種類があります。ダンプ・トラックまたはダンプカーにも、2t・3t・4t・8t・10tダンプカーがあります。トラックは日野10tトラックなどの日野トラックやいすず、三菱ふそう(三菱トラック)、ダンプ・トラックは日野ダンプがよく知られています。ダンプ・トラックには、整地されていない土地を走ることができるキャリアダンプもあります。

重ダンプトラックは公道は走らず、大規模土木工事現場内などに用いられ、オフロードダンプとも呼ばれます。

ダンプ・トラックは工事現場において非常に重要な重機です

ダンプ・トラックは、工事現場にて土砂や石材等の資機材を搬入や搬出する工事現場において非常に重要な重機です。
また、工事現場だけではなく様々な場所で多く利用されています。
トラックには荷台の四方が開く平ボディタイプ、床の高さが低い低床トラックなど、分類の方法によってさまざまな名称のものがあります。荷台が傾斜するものをダンプ・トラックまたはダンプカーとよばれています。トラックは積載量によって2t・3t・4t・6t・7t・8t・10t・11t・15tトラックなどがあり、平ボディタイプにも2t平ボディ・10t平ボディなどがあります。そして、10t~15t程度のものを大型トラックといいます。
トラックには日野10tトラックなどの日野トラックや三菱ふそう(三菱トラック)、いすずなどのメーカーがよく知られていますが、ダンプ・トラックのメーカーは日野ダンプが有名です。
ダンプ・トラックの重量別の種類は、普通ダンプ・トラックと、重ダンプ・トラックがあります。
また、キャリアダンプとよばれる整地されていない土地を走るのに適したものもあります。
普通ダンプ・トラックとは、一般公道を走行することを前提として、トラックのシャ-シに荷台を架装し、平坦地での走行性能を保つ形態に設計されています。
積載量は、2t・3t・4t・8t・10tダンプカーがあります。

重ダンプ・トラックとは、オフロードダンプやマンモスダンプとも呼ばれ、一般公道を走行せず、積載量は20tから300tを超えるとても重量の大きなダンプ・トラックです。
重ダンプ・トラックは、ホイールベースが短く、タイヤ径も最小回転半径も非常に大きいです。

ダンプトラックについて その1

大型トラックなどの積載量、低床トラックの平ボディなどの区分を検証

トラックのボディと一言でいっても積載量によっても違いますし、どんなものを運ぶのかによっても呼び方に違いがあります。ボディメーカーなどボディに関わる中小企業の多くがいかにユーザーの期待以上のトラックを生み出す努力を続けてきたからこその結果といえるのではないでしょうか。

大型トラック、型トラック、型トラック、低床トラック、平ボディなどのCADデータを落とし込む際には、十分に車種や仕様を考慮する必要があります。Dxf、dwg、jwwなど、現場に合った車種のCADデータを利用しましょう。

ダンプカーとは積荷を一気に吐き出す車

重い土砂などを運搬するだけでなく、荷台を傾けて積荷を下ろすことができるダンプトラック。ダンプ(dump)とは英語で「吐き出す」という意味で、積荷を一気に吐き出すことができることから、ダンプトラックやダンプカーと呼ばれています。

日本のダンプトラックメーカー、三菱ふそう、日野ダンプ、極東開発工業

日本でダンプトラックを製造しているメーカーは、三菱ふそうや日野ダンプなどを始めとした自動車メーカーや、極東開発工業やコマツなど特装車を専門にしているメーカーなどその数は10社近くにのぼります。
ダンプトラックはさまざまな用途に用いられることもあり、非常に細分化されていることも特徴のひとつです。2tダンプカー、3tダンプカーといった小型、4tダンプカーといった中型、10tダンプカーといった大型をはじめ、増トンとよばれる6tダンプカー、8tダンプカーまでさまざまな大きさがあります。
そして、積載する荷物によっても分類化され、土砂を運ぶダンプ、土砂以外の軽いものを運ぶ土砂禁ダンプ、農作物などを運ぶキャリアダンプなど数多くのバリエーションがあります。
このため、CADデータにおいてもさまざまな図面が存在します。フリーでダウンロードできるCADデータだけでも膨大な数が存在していますので、メーカーや重さ、形状だけでなく寸法や最小回転半径、軌跡図など、正確な情報を入力することがポイントとなります。

ダンプトラックの駆動方式と旋回軌跡の確認

ダンプの荷台を持ち上げる動力は、エンジンの回転を「油圧」に変えることで生み出されています。これはPTO(パワーテイクオフ)といい、トランスミッションの横からエンジンの動力を取り出して発生させます。この操作は運転室内のダンプレバーで行い、レバーを下げにすることで荷台が下がります。
ボディの最大傾き角度は「ダンプ角」と呼ばれ、大型の土砂ダンプでは53度、比較的軽いものを運ぶ土砂禁ダンプは48度が一般的となっています。
CADデータを無料ダウンロードする際も、このダンプ角は重要な数字のひとつとなりますので、寸法や最小回転半径、軌跡図を確認しながら適切なCADデータをダウンロードできるように注意が必要です。

ダンプのホイストの位置確認と軌跡図

ダンプカーの荷台とボディをつなぎ、昇降する部分をホイストと呼びます。
荷台を持ち上げるホイストは、トラックのサブフレーム上に取り付けられる「リフトアーム」、油圧で持ち上げる「油圧シリンダー」、それに油圧シリンダーの動きをガイドする「テンションリンク」の3つの部品で構成されています。
いすゞや日野ダンプなど多くのダンプメーカーは、社外から油圧シリンダーを購入していますが、極東開発のダンプは自社の工場で製造した油圧シリンダーが搭載されています。
ホイストはてこの原理を利用して昇降し、取り付け位置によって油圧の量も異なってきます。大型のホイストASSYでもストロークやインナーチューブの径、能力の違いで5種類ほど存在しますので、CADデータのフリーダウンロードサイトなどで図面を検索するときも、ホイストの位置や最小回転半径も確認し、軌跡図を参照することもポイントとなります。

ダンプトラックの荷台、フラット底、船底タイプ、深ボディ

CADデータを無料ダウンロードする場合、ダンプカーのメーカーや大きさだけでなく、ダンプの荷台の形状なども正しく把握しておく必要があります。
ダンプトラックの後方はアオリと呼ばれ、荷台をダンプアップした際に後方のアオリの下部が開くようになっています。これは、アオリが開いた隙間から土砂をどんどん降ろすことができるためです。しかし下部にヒンジを備え、上部を後ろに90度スイングさせる「フラッティゲート」と呼ばれるものも存在します。これは、アオリの高さ以上の大きな岩石などの積載物を下ろすことが可能となっています。
一方で、荷台の運転席側の仕切りはプロテクターや鳥居と呼ばれ、形状も基本形だけで4種類存在しています。
荷台の形状もフラット底のほか、排出性能が高い船底タイプ、比較的軽いものを多く載せる深ボディというものもあります。

ダンプトラックについて その2

ダンプトラックの過積載問題の経験が生かされた装置

昭和の高度経済成長期には、過積載が大きな社会問題となりました。
実は現代のダンプトラックにもその名残が残っていて、油圧シリンダーを少し持ち上げた状態で、自重を測れる装置が搭載されています。
これは油圧シリンダーに掛かる重量を測定し、おおよその積載量を調べる機構となっていて、過去の過積載問題の遺構ともいえる装置となっています。
三菱ふそうやいすゞ、日野ダンプなど大手メーカーのトラックには現在でも標準搭載されていますので、CADデータをフリーダウンロードするときも、参考にしておくことをおすすめします。

狭い現場で威力を発揮する3転ダンプトラック

一般的なダンプトラックは、積み荷を落とす方向は後ろ側だけとなっていますが、ボディが左右に傾き、左右どちら側へもダンプができる、3転ダンプトラックというものがあります。積み荷を後ろだけでなくダンプカーのすぐ横に下ろせるため、狭い道路の工事などで役立ちます。その使用用途から3転ダンプはほぼ2tダンプカー、3tダンプカーといった小型や4tダンプカーといった中型が大半で、10tダンプカーのような大型はほとんど見かけることはありません。
最近では幅広い種類の特装車を用意しておきたい大手建機レンタル会社などで注文が増えるなど、時代に応じて需要が変化してきています。
形状や寸法が同じでも働きがまったく異なり、最小回転半径や軌跡図も異なってきますので、無料ダウンロードサイトなどでCADの図面をダウンロードする際も、バリエーションの違いを頭に入れておくことが重要となってきます。

エアサスペンションとリーフスプリング

ダンプには、クローラ方式を採用しているキャリアダンプなどもありますが、トラックをベースにしているダンプカーのフロントサスペンションに使用されているリーフスプリングは、19世紀のロンドンで活躍していた乗り合い馬車に搭載され、長い歴史を持ちます。
19世紀から使われている技術だから旧式かといえばそうではなく、安価で耐久性が高く機構的にシンプルというのが最大の利点となっています。
1980年代以降、乗用車はエアサスペンションが主流となっていますが、ダンプカーやミキサー車に限れば、現代においてもほぼリーフスプリングが採用されています。
特に木材や鉄骨を運ぶトラックなどは、ホイールベースは長いものの荷崩れや荷痛みを気にする必要がない車両のため、導入コストが安いリーフスプリングのサスペンションが好まれています。
大型ダンプカーやミキサー車でもリーフスプリングのサスペンションが採用されているのも、導入コストがエアサスペンションよりも安価なことが挙げられます。このほか、積み荷の砂利や砂、コンクリートは振動で荷痛みしないこと、ホイールベースが短く不整地も走ることがあり、リアが2軸で荷重の分散もできることも理由のひとつです。
現在でも2tダンプカーや3tダンプカーなどの小型ダンプのリアサスペンション、8tダンプカーなどの中型ダンプや10tダンプカーなどの大型ダンプのフロントサスペンションのバネは、リーフスプリングが主流となっています。
三菱ふそうや日野ダンプなどの大手メーカーでも採用されているので、CADデータを無料ダウンロードするときの参考にしておくとよいでしょう。

ダンプトラックの荷台の床材の摩耗とその対策

特に土砂を運ぶダンプトラックは、使えば使うほど荷台が土砂や砂利で削られ摩耗していきます。
とくに後部の摩耗は顕著で、その対策として2012年ごろから10tダンプカーなどの大型トラックでは、耐摩耗性の高いスウェーデン鋼(耐摩耗鋼板)が採用されています。
床材やテール部は6mm厚、サイドやプロテクターは4mm厚というのが一般的で、凹みも以前のSS400鋼と比較して格段に改善されました。
一方で2tダンプカーなどの小型、3tダンプカーなどの中型トラックや農作物を運ぶようなキャリアダンプではオーバークオリティとなるため、現在でもSS400鋼が使われることが多くなっています。
CADデータを無料ダウンロードする際も、鋼板の厚みだけでなく材質についても留意しておく必要があるといえるでしょう。

多種多様なトラックの軌跡を求める旋回軌跡図

cadで図面を表す時に、多種多様なトラックを取り扱う事があるはずです。再開発地域では街中を走る特殊トラックが、作業場や現場ではクレーン車などのトラックが、土木などの現場では1tトラックや2tトラックといったダンプカーなどをcad図で扱われることでしょう。
トラックというと、大型トラックや小型トラックといった種別や平ボディや低床トラック、2tトラック、3tトラックといった積載量の区別、さらには日野10tトラックなどの日野トラックやいすず・三菱ふそう(三菱トラック)といったメーカーでの区別などがあります。
ここでは、cad図で図形や図面を表す時や、車両の軌跡を表す軌跡図・旋回軌跡図などといった図面を利用・作成する時、また平面図や正面図を活用することが多いであろうトラックについて記述します。

トラックの基本構造と乗用車との違い

トラックを扱う際には、各部位の名称と機能を知っておくことが大切です。そこで、トラックの名称と各部品を確認していきましょう。特に通常の乗用車と違う部分は要チェックです。
まず、車両積載量8t以上、もしくは最大積載量が5t以上のトラックにはキャブの上に速度表示灯という黄緑色のライトが3つついています。1つだけ点灯している場合は40km/h以下、2つだと40~60km/h、3つだと60km/h以上であることがすぐにわかります。日野ダンプを始めとするダンプカーは、2tダンプカー、3tダンプカー、4tダンプカー、8tダンプカー、10tダンプカーと各種ありますが、8tダンプカーと10tダンプカーには必ず速度表示灯がついています。
通常の乗用車と違う部分は他にもあります。例えば、昔のトラックはボンネットタイプのキャブが多かったのですが、現在は荷台スペースを増やすために前方にせり出していないタイプが主流です。フロントバンパーは可変式で、乗用車とは違って固定されていないので、キャブとの間が発信・停止で変化します。タイヤの基本構造は変わりませんが、通常よりも高い圧力がかかるため、内部構造が強固で重量約50kgと乗用車の7倍もあります。
内部の構造もかなり強固にできています。リアサスはリーフスプリングを使用したリジットタイプのサスペンションが採用されています。また、電子部品を運搬するなど、路面の衝撃を吸収するために、比較的フリーなサスペンションであるエアサスのトラックも増えてきています。さらに、乗用車や軽量トラックにはリアタイヤが搭載されていませんが、大型トラックになると8本ものリアタイヤが備え付けられます。
エンジンも乗用車とは大きく違います。大型トラックはディーゼルエンジンで、直接6~V12気筒まであり、排気量は乗用車の10~20倍です。また、燃料タンクの容量は200Lを並列に配置されています。最近は樹脂製のタンクも発売されています。
こうしたトラックの詳細を確認したい場合はメーカーが提供しているフリーの最小回転半径や軌跡図、寸法が記載されている図面やcad図などを参照するとよいでしょう。2tダンプカー、3tダンプカー、4tダンプカー、8tダンプカー、10tダンプカー、キャリアダンプカーについても同様のことが言えます。特に10tダンプカーは2tダンプカーと比較して強靭な性能が必要になるので、CADデータやCAD図が似通っているからといって混同しないようにしましょう。

トラックのボディと特徴

オーソドックスなボディタイプは、平ボディとドライバンす。平ボディは荷台が平面になっていて、大きな荷物を積みやすいタイプです。荷台周囲のアオリはトラックによりますが、自由度が高い点が特徴です。ドライバンは荷台を箱で覆っているボディタイプで、冷蔵バンや保冷バンなど食べ物を運ぶ際に使用されます。また、トラクターヘッドはトレーラーを牽引するための車両で、牽引するトレーラーによって複数の仕様がが用意されています。
ダンプカーはボディを油圧によって持ち上げ、主に工事現場で使用されています。2tダンプカー、3tダンプカー、4tダンプカー、8tダンプカー、10tダンプカー、さらにはキャリアダンプまであります。有名なのは日野ダンプの製品でしょう。それ以外にコンクリートを運ぶミキサー車、石油やガソリンを運搬するタンクローリーがあります。車両によって首振りの自由度が違うので、最小回転半径や軌跡図も確認してトラック全体を把握するように努めるとよいでしょう。
ただし、ボディについては寸法や軌跡図を見ただけではその特性が掴みにくい可能性があります。その場合はCADデータやCAD図を参照して最小回転半径などを視覚的に図面で確認するとよいでしょう。CADデータについては無料で使用できるツールやフリーで配布されている場合がほとんどです。読み込みができない場合は体験版など、無料で利用できるものを活用しましょう。

主要諸元表の見方

トラックには主要諸元表と呼ばれる寸法などを記した書類があり、これによって規格を確認できます。特に基本的な部分について説明します。
まず、ホイールベースは「A+B=C」と表記されることがありますが、これはAが1軸目のホイールベースのことです。Bが1軸と2軸目の距離で、Cはその合計を表しています。定員は2名が基本ですが、中型トラックの中には4~5名のタイプもあります。バッテリーは老いるネーター出力が24V-50Aと記載されていれば電装は24Vです。ディーゼルエンジンは始動にかなりの電力が必要なので、バッテリーを2個搭載しています。
特に注目しておくべきはトラックの荷台から地面の距離を示す床面地上高です。これは荷物を出し入れする際の目安になります。この寸法を間違えると対応するフォークリフトがないなど大惨事を引き起こす可能性もあります。また、最小回転半径ですが、数字を見てみると大型トラックの半径は意外と小さいことがわかります。圧縮比はディーゼルエンジンで20前後です。乗用車が11程度であることを考えるといかに高いかがわかります。また、キャリアダンプの主要諸元表はわかりにくいので、担当者から詳細な説明を求めて理解に努めてください。
床面地上高や最小回転半径は数値で確認してもわかりにくいことが多いので、できれば寸法が示された書類だけではなく、軌跡図や図面も参照するとよいでしょう。CADデータやCAD図を導入すれば、最小回転半径を視覚的に確認することができるので、直感的な理解に役立ちます。2tダンプカー、3tダンプカー、4tダンプカー、8tダンプカー、10tダンプカーがありますが、例えば日野ダンプは取り扱いのあるものについては無料でCADデータを提供しています。フリーダウンロードできる無料のcad図を参照し、寸法の書面や軌跡図・図面と比べてどれだけわかりやすいかを確認してみるのもいいかもしれません。

トラックの運転免許の分類

最後に法律上の扱いについて解説します。トラックの分類は主に車両の大きさや重量を制限する道路法、運転免許や交通ルールについて定めている道路交通法によって規定されています。
運転できる免許は普通免許で最大積載量2t未満、車両総重量3.5t未満であればよいので、一部の2tトラックであれば運転可能です。3tダンプカーや4tダンプカーは中型トラックに属するため、車両総重量7.5t未満・最大積載量4.5t未満の準中型免許が必要です。8tダンプカーと10tダンプカーは大型免許があれば運転できます。他にもキャリアダンプや日野ダンプを代表とするダンプがありますが、例外なく法律に従って運用されています。ちなみにキャリアダンプは不整地運搬車運転技能講習を受けなければ操作をすることができません。
このように2tダンプカー、3tダンプカー、4tダンプカー、8tダンプカー、10tダンプカー、さらにはキャリアダンプや日野ダンプなど、多くの種類がありますが、運転するのに必要な免許が異なるため、注意が必要です。図面をみるだけではわからないので、こちらは仕様書を確認しましょう。図面に最大積載量や車両総重量が記載されているとわかりやすくてよいでしょう。実際の運用を考える場合は軌跡図やCADデータ、CAD図も併せて参考にしてください。
購入を検討している方は日野ダンプなど、有名どころをチェックしつつ、無料のカタログやフリーダウンロードできるデータを参考にしましょう。無料やフリーで利用できるものがない場合は、専門業者に依頼することも検討してみてください。

ダンプトラックのcadデータや正面図のダウンロード

cadで軌跡を表す軌跡図や旋回軌跡図、規格寸法図、平面図、正面図といった図面や図形を作成する場合、フリーや無料のcadデータをダウンロードしてcad図に当てはめていきます。
トラックの正面図や軌跡、平面図、規格寸法図などといったcadデータやcad図面・図形は、いすず・三菱ふそう(三菱トラック)や日野10tトラックなどの日野トラック・日野ダンプといったメーカーサイトからフリーダウンロードしたり、無料で正面図や軌跡、旋回軌跡図、平面図などのcadデータを公開しているメーカー以外の一般の人が作成したダウンロードサイトを使うのが定番です。
ダウンロードする時には、cadデータの種類には注意が必要です。多くの場合は「dxf」「dwg」「jww」の拡張子がついているcadデータを見かけることができるでしょう。「dxf」「dwg」はAutodesk社が取り扱っているcad図・図形作成ソフト「AutoCAD」の、「jww」は無料ソフトとして有名なcad図・図形作成用フリーソフト「Jw_cad」の拡張子です。
「dxf」「dwg」「jww」は拡張子の違いはあるものの、多くの場合は平面図データや図面に互換性があります。「dxf」「dwg」「jww」ではないcadデータがあったとしても、取り扱っているソフトからcadデータを取り込み、「dxf」「dwg」「jww」ファイルへ変換するようにしましょう。また、「dxf」「dwg」「jww」ファイルでみつからないcadデータは、いすず・三菱ふそう(三菱トラック)や日野トラック・日野ダンプからカタログや平面図、正面図、軌跡図、規格寸法図などをダウンロードして、自作するようにしましょう。


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