CADリンク集/シートパイル・鋼矢板



シートパイル・鋼矢板のCADデータ、規格寸法図、仕様書、カタログが、ダウンロードできます。
シートパイル基礎、鋼矢板、ハット型鋼矢板、軽量鋼矢板、シートパイル圧入、鋼矢板圧入工法などの、CADデータがあります。鋼矢板は、断面形状により、U形、Z形、直線形、H形の4種があり、圧延によって製造されます。

このダウンロードサイトのリンク集からは、河川護岸や仮設土留、 仮締切など、 広範囲に使用されるシートパイル・鋼矢板のCADデータを探すことができます。
継手をはめ込みながら連続して打ち込む、施工例集などもリンクされています。


また、記事の後半では、鋼矢板圧入工法CADを用いて、安全配置計画と施工手順の説明資料の作成方法を説明しています。

まずは、シートパイル基礎、鋼矢板、ハット型鋼矢板、軽量鋼矢板、シートパイル圧入、鋼矢板圧入工法などの、CADデータのダウンロードサイトを紹介しましょう。



シートパイル・鋼矢板 2Dcadデータ

シートパイル・鋼矢板の2Dcadデータについては、
特に、三喜 株式会社、丸藤シートパイル、エムオーテック、株式会社 トキワ、などのサイトで、高品質のデータが掲載されています。
フリーデータでも、有料データとほぼ同じぐらい品質のものもありますよ。
「ジェコス」のサイトは、仮設工事の設計・施工や建設機械のリース、仮設鋼材のリース・販売などを行っている企業です。山留部材や防護構台、覆工板をどの角度からでも確認できる3Dデータを公開しています。さまざまなサイズのH型鋼のボルト継ぎ手詳細図を、PDFファイルで公開しています。

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鋼矢板圧入工法 2Dcadデータ

鋼矢板圧入工法 2Dcadデータについては、
セキ土木設計、全国圧入協会、株式会社 德永組、株式会社 小澤土木、などのサイトで、高品質のデータが掲載されています。
使い勝手が良くて凄く重宝していますよ。
「セキ土木設計」のサイトは、公共下水道や上水道施設、共同溝、河川構造物、地下構造物などの詳細設計を行う企業です。過去に設計した、合流式下水道管渠系統図や、ケーシングマンホール構造図などが公開されています。エンビライナー工法やアンクルモール工法などの概算工事費を計算したシートを公開しています。

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シートパイル・鋼矢板 3Dcadデータ

シートパイル・鋼矢板の3Dcadデータは、
特に、3D Warehouse、D-PROJECT、Pinterest、などのサイトで、使い勝手が良いデータがダウンロードできます。
一度試してみてはどうでしょうか。
「3D Warehouse」のサイトは、3Dモデリングソフト「Sketch Up」のための3Dモデルがダウンロードできる無料サイトです。「Sketch Up」には無償版の「Sketch Up Tree」があり、私用の範囲内で使うことができます。「Sketch Up」以外のソフトでも、いったんダウンロード後にインポートが可能です。

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シートパイル・鋼矢板に求められるものは

鋼矢板には、ハット形鋼矢板、U形鋼矢板、組合せ鋼矢板、直線形鋼矢板があります

鋼矢板は、土止めや水止めの役割をもつ鋼製の細長い板状の杭をいいます。
鋼矢板は両端に隣の板と連結する継ぎ手が必要なため、ストレートな板の形をした直線形は少数派で、断面がU形・Z形・直線形・H形となっている4種類の鋼矢板が主流になっています。

鋼矢板の種類には、ハット形鋼矢板、U形鋼矢板、組合せ鋼矢板、直線形鋼矢板があります。
ハット形鋼矢板は、施工性がよく、構造に信頼性があり、経済性に有利な鋼矢板です。
有効幅が大きいため、同一施工延長での使用枚数が少なくて済みます。
U形鋼矢板は、最も普及しており、種類も多く、断面形状が対称で取扱いも容易な鋼矢板です。
U形鋼矢板の継手を接合した壁厚は、鋼矢板単体の有効高さの2倍となり、継手位置は壁中央の位置になります。
U形鋼矢板には400~600mm幅の鋼矢板がありますが、600mm幅の鋼矢板が多く用いられています。
組合せ鋼矢板は、U形鋼矢板を2枚向かい合わせて溶接したもので、大きな断面性能をもち、港湾などの岸壁に使われています。
両側の継手形状は異なり、壁体の継手位置は一方の最外縁部に接合します。
直線形鋼矢板は、継手の引張強度が高い特長をもつため、鋼矢板セルの鋼殻材として使用されます。

シートパイル・鋼矢板とは、山留め工事の一種です。その目的は、地下構造物などの施工する際に、地盤を掘削した面が崩壊したり、土砂が流出して施工の妨げにならないように、未然に防ぐ為に必要な対策方法の一つです。

シートパイル・鋼矢板をすることで、施工を容易にするだけでなく、住宅街での施工時に発生する土砂崩れなどの大惨事を未然に防ぐことができる安全対策でもあります。
シートパイルは、硬い地盤への打ち込みが可能で、引き抜き作業も容易に行えます。

道路やビルなどの土留工事は、鋼矢板(シートパイル)を挿入し、土砂の流出を防ぎます。土砂の圧力で破損しない鋼矢板設置が重要です。鋼矢板の設置は、ラフタークレーンでの掘削作業など大規模工事を行うため、安全確保が必須です。

JIS規定がある鋼矢板の型式はハット形・U形など限定されますが、サイズや重量、機械強度などは細かい分類があります。新日鉄などさまざまなメーカーが鋼矢板を製造しており、また、多くのレンタル会社が取り扱っています。例えば、軽量アルミ矢板、軽量鋼矢板、ハット型鋼矢板、鋼矢板Ⅲ型などです。

鋼矢板メーカーの型番を参考に効率良い作業を

軽量鋼矢板、軽量アルミ矢板、ハット型鋼矢板といった無料でダウンロードできるフリーのcadデータもは、型番から探していくことも少なくありません。日本製鉄(新日鉄)などのメーカーでは、こうした型番でcadデータを取り扱っているものもあるからです。また、無料でフリーダウンロードできるサイトで軽量鋼矢板、軽量アルミ矢板、ハット型鋼矢板などを見つける時にも、日本製鉄(新日鉄)などのメーカーに習ってファイル名が付けられている場合があります。

シートパイル・鋼矢板の破損事故の原因はコレ

シートパイル・鋼矢板の破損事故の原因は、設置計画不足、作業要員・作業管理要因不足、作業工程の周知不足など、大きく3つの要因が重なることで起こります。特に深刻なのは、設置計画の配慮が欠けていることです。シートパイル・鋼矢板の破損事故は、計画時の強度計算のミス、施工方法の検討不足などが考えられます。破損事故は、シートパイル・鋼矢板の工事を実施する以前の問題によって、起こりうる可能性が高いと言われています。

鋼矢板圧入工法CADを使った、安全配置計画


この項では、事故発生を抑止する安全対策として、鋼矢板圧入工法CADを使い、安全計画と施工手順の説明資料が作成できます。

掘削工事を行う際に、掘削場所の側面地盤が崩壊し土砂が流出することを防ぐための工事が山留工事です。
山留工事には、H型鋼と横矢板で行う親杭・横矢板工法と、コの字型の鋼板を地中に埋め込むシートパイル工法、地中に連続した壁を作る地中連続壁工法があります。
なおここで、シートパイルは鋼矢板とも言います。
掘削すると地盤によっては湧水が出ることがあり、この影響が少ない工法がシートパイル工法です。
シートパイルの形状には、軽量鋼矢板、U形鋼矢板、広幅型U形鋼矢板、ハット形鋼矢板などの種類があります。
シートパイル工法ではこの鋼矢板を互いに噛み合わせて地中に埋め込みます。

シートパイルを地中に埋め込む工法には、3点式杭打機のハンマーで打撃して貫入させる打撃工法、鉛直方向の振動で打ち込むバイブロハンマ工法、油圧で鋼矢板を押し込む油圧式圧入引抜工法などがあります。
いずれの工法でも、ラフタークレーンで鋼矢板を釣りながら圧入機械で地中に埋め込む工事となります。
重機械による事故発生の防止が重要です。

そのために、建設機械の配置と合わせ作業員・監視人の人員配置を検討した安全計画と施工手順を作成します。
工事を問題なく進めるためには、その計画書をもって、作業員、届け出官庁、工事発注者、場合によっては周辺住民に対し、分かり易い説明と理解を得ることが必要です。
分かり易い説明の手段の一つとして、建設機械やシートパイルなどのCADデータを使い、3Dモデル化した説明資料による説明があります。
関係者の納得が得られると同時に、事故発生の抑止につながります。

シートパイル・鋼矢板の設置工事にCADデータを使用して事故を防止する方法

鋼矢板のCADデータは、製造メーカーのHP上からダウンロードできるようになっています。
HP上ではPDF形式のデータも配布されているので、Adobe Readerで閲覧することもできます。
シートパイル基礎、鋼矢板 CADフリーデータは、シートパイル基礎、鋼矢板、ハット型鋼矢板、軽量鋼矢板 などの、CADデータが、ダウンロードできます。

<鋼矢板設置工事の計画不足はなぜ起きるのか>
鋼矢板設置工事での事故は、鋼矢板搬入方法の不備や作業員不足などが原因で起こります。
作業員への作業要領の徹底不足も原因です。承認を得ずに、工事を行うケースもあります。
<CADデータを用いて鋼矢板の強度を確保する方法>
鋼矢板の強度を確保するには、鋼矢板の配置設計や材料・工法の選定が重要です。
正確な図面作成と強度計算には、鋼矢板と土留工のCADデータが必要です。弾性設計法などの手段で設計できます。

シートパイルや鋼矢板を現地に設置するときは、施工する現場の長さや広さ、形状などをしっかりとしたCADデータにする必要があります。継手などを使ってコーナーを作らなければなりませんので、必要なコーナーの数と角度などにより、使用するシートパイルや鋼矢板を選んだり、枚数をそろえたりしなければなりません。

溶接が必要となってくるタイプに、シートパイルや鋼矢板を使用するときは、溶接する箇所をCADデータなどで指示を出す必要があります。
現場で効率良く設置ができるようにするための配慮が大切です。
事前に現場を下見するのも重要なことです。

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