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シーケンス、制御回路図、展開接続図 2Dcadデータ
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機械を自動的に制御させる方式を、シーケンス制御といいます
家庭用の電気機器や工場の機械、あるいは街中の信号機のようなものまで、多くの機械は定められた手順で自動的に制御されています。このような制御の方式を、シーケンス制御といいます。入力の電気信号に対して、出力の電気信号を設計する論理式を記載する図を、制御回路図またはシーケンス図といいます。
今までは、複雑な電気回路を作成する際には、人間の手で入力パターンと出力パターンを検討して、ＡＮＤ式、ＯＲ式などの複雑な式を考え出していました。最近では、出力パターンからコンピュータが、最適な制御回路図を自動作成してくれるようになりました。これにより、シーケンス回路図の作成時間が短縮できるようになりました。
回路図エディタは、電子・電気回路図面を作成・編集するためのツールです
回路図エディタは、電子・電気回路図面を作成・編集するためのツールです。図面などを描く作図ツールとの違いは、回路図面以外のデータを出力できることです。回路図エディタの出力データとしては、アートワーク設計で使用するネットリスト、回路図上で使用した電子部品をまとめた部品表などがあります。
回路図エディタを使用して、電子回路図を作成するときの手順は、次のようになります。図面サイズの設定、部品の配置、不足部品の作成、ワイア配線、バス配線、部品番号の振付け、電子回路図のチェック、部品リスト表の作成の順になります。
回路図エディタに用いられるネットリストは、簡素な回路図であれば、なくても問題ありませんが、複雑で規模が大きくなればなるほど、必要不可欠になります。回路図エディタには回路図のチェック機能があり、入力ピンだけで接続されていないか、ピンに接続されていない配線はないか、ピンが複数の異なる配線に接続されていないなどをチェックします。
電気CADソフトには、電子部品がシンボル化されています
電気CADソフトには、予め電子部品がシンボル化されており、それがライブラリーに登録されています。抵抗部品などをライブラリーから選択をすることで、抵抗のシンボルが画面上に呼び出されます。表示されたシンボルを移動させて、必要な場所に配置して結線させることで、回路図を作り上げていくことが可能になります。
電子部品には、それぞれ品名や抵抗値やコンデンサなどの容量が明記されています。これらの電子回路図は、2次元CADを使って作図が行われます。この電子回路図を元にして、プリント基板の実装図やプリントパターン図が作成されるのです。
部品の配置については、回路図を描くときの最初の作業になります
部品の配置については、回路図を描くときの最初の作業になります。部品配置をする前に配置をグリッド単位で行うように設定してから、必要な部品を回路図上に配置します。ライブラリに含まれている部品リストから必要な部品を概略配置していきます。
ライブラリにない部品は、新部品を並行して作成し、ライブラリに追加します。GNDや電源も部品として配置しますが、同じ記号同士は接続されているという考えで作成します。部品の概略配置できたら配線作業に進みます。正式な部品配置は、配線作業をしながら変更していくことになります。しかし、全体が回路の流れに沿った概略配置でないと、後続の配線作業が大変になるので注意が必要です。
バス配線を行うときは、データバスなど数本の配線が平行に配線されるような場合には、線をまとめて省略し、バス配線として太い線で描くことができます。バス配線は、次の点に注意して行います。バス配置アイコンからバスの配線を配置します。バスエントリを接続する端子の位置と直線で接続できる位置に、先端が来るように、バス線に配置します。エントリの先端と部品の端子とをワイアで接続します。ワイアに接続相手の部品の端子記号をラベルで配置します。
シーケンス図の必要性、図面と現状はなぜ異なるのか
＜シーケンス回路図の変更はなぜ必要か＞
機器の改造・更新や電磁リレーの補修取替など、電気設備の変更時はシーケンス回路図の変更を伴うことが一般的です。リレー追加が必要なため、シーケンス回路の改造を行います。
＜シーケンス図のCADデータをうまく使って維持管理を＞
CADを用いたシーケンス図作成・管理が、シーケンス図と現状の相異解決方法の１つです。図面作成時間の短縮や変更箇所の把握が容易になるため、維持管理の効率化が期待できます。
出典：シーケンス図・制御回路図面のCADデータを使って、できる維持管理のコツ