溝形鋼の2Dcad・3Dcadデータのサイト紹介です。
溝形鋼などの、2Dcadデータ・3Dcadデータが、ダウンロードできます。
まずはダウンロードサイトのリンク集から、溝形鋼のCADデータをチェックしてみましょう。
お探しのデータが見つかるかもしれません。
目次
溝形鋼、リップ溝形鋼 CADデータ
溝形鋼 ドラフティングの希望舎、鉄骨の図形ツール、近畿図面サービス、エムオーテック、溝形鋼 cad-data.comなどのサイトで、利用できるCADデータが揃っています。
きっとお役に立つと思います。
「鉄骨の図形ツール」のサイトでは、ボルトマーク、円形鋼管、溝形鋼・Ⅰ形鋼・軽量形鋼、鋼材材種表示マーク、角形鋼管などの、CADデータが、ダウンロードできます。
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溶接記号 CADデータ
m-sudo’s Room、日本溶接協会、溶接記号 ドラフティングの希望舎、溶接記号などのサイトで、質の高いCADデータが揃っています。
まずはフリーデータで試してみて、不満があるなら、有料データを購入してみてはいかがですか。
「日本溶接協会」は、溶接記号作成支援ツールページです。 溶接グループ、溶接形状を選択して、基線からの矢の引き出し方向、溶接する側、開先寸法、表面仕上げ、補助記号並びに補足的な指示のデータを入力し、DXF保存することでCADデータとして利用することができます。
m-sudo’s Room日本溶接協会溶接記号 ドラフティングの希望舎溶接記号
溝形鋼の課題をあっさり解決する
高層の建物や鉄橋などに、H型やI型、C型の断面をした鉄骨が使用されます
鉄でいろいろな形状に加工されたものは鋼材と呼ばれ、建築現場や土木現場で使用されています。高層の建物や鉄橋などには、H型やI型またC型の断面をした鉄骨の材料が使用されます。鉄筋コンクリート構造の建物や橋等の構築物には、コンクリートの中に入れる異型筋と呼ばれる鉄筋が配置されます。
一般の家庭や住宅では、重量のあるH型鋼やI型鋼などの鋼材を使用することはありませんが、コンクリートブロックを積んだり、コンクリート土間を設置する場合は、鉄筋が使われます。鋼材を使うと、引っ張り力に対して強くなり、倒壊や割れの心配がなくなります。
鋼材は形状により、鋼板、鋼管、形鋼、棒鋼、線材、鋳鍛鋼品に分類されます
鋼板は、平らに熱間圧延、冷間圧延された鋼で、平板状に切断された鋼材です。板厚による分類は、薄鋼板は厚さ3mm未満のもの、厚鋼板は厚さ3mm以上のものになります。鋼板は、遮音壁、ガードレール、プレートガーダー橋などに使われます。
縞鋼板には、メッキ縞鋼板、カラー縞鋼板、ステンレス縞鋼板などの種類があります。縞鋼板は、美しく、デザイン的にもスマートな形状なので、床用鋼板としてはもちろん、各種化粧板としても使用されます。形状的にも重量を軽減でき、縞目の摩耗が少ないため、床用鋼板として優れているといえます。
エキスパンドメタルは、金属板を刃型によって、千鳥配列の切れ目を入れながら、押し延ばして網目を形成して作られる金網の一種です。エキスパンドメタルは、線材で編んで作られる金網と異なり、ボンドで固定された網がダイヤモンド型に構成されるため、各角度に対して抗張力が強く、独特な形状と特性が特徴です。
線材は、棒状に熱間圧延された鋼で、コイル状に巻かれた鋼材です。断面の形状は、円形、正方形、六角形、特殊な形状をもつ異形線材などが含まれます。おもな線材の種類には、軟鋼線材、硬鋼線材、ピアノ線材、特殊線材などがあります。線材は、吊橋ケーブルなどに使用されます。
鋳鍛鋼品は、3次元的に複雑な形状の強度部材や小物の補助部材まで、種々の形状を用途に応じて、幅広く利用されています。鋳鋼品は、鋼を鋳型に鋳込んで所要形状の製品としたものです。鍛鋼品は、適当な鍛練成形比を与えるように鋼塊、鋼片を鍛錬成形し、所定の機械的性質を与えるために熱処理を施したものです。鋳鍛鋼品の用途は、水力発電用フランシスランナー、ケーブルバンドなどに使用されます。
溝形鋼の納まり具合なども、CAD図面で容易に対応できます
現場では、溝形鋼などの納まり具合によって、細かな変更がん生じてしまいますが、頻発する細かい変更なども、CAD図面のほうが容易に対応できます。CADデータで描くことで、溶接記号を統一して使用することができ、手書きによる仕様の違いもなくなりました。拡大縮小で、鋼材などの細かい納まりの確認も簡単に行えます。
手書き図面とは違い、JIS等で規格が決められている鋼材を、CADで図面を描く際には、大抵のCADソフトの場合には、溝形鋼の部材はライブラリーに納められています。そのため、溝形鋼の板厚や溝の深さなどを指定すれば、ライブラリーから部材データが読みだされるため、手書き図面のように、製図者が溝形鋼の部材を描き起こす必要はありません。
チャンネルは、曲げに対する断面係数が大きい
それでは、チャンネルとアングルの特徴と、特徴を活かした使用方法について説明しましょう。
チャンネルとは、断面がコの字のような形状をした溝形鋼のうち、肉厚のある断面性能の優れた鋼材のことを指します。
軽量溝形鋼であるリップ溝形鋼と比較して、重量溝形鋼とも呼ばれます。
チャンネルは、フランジ部分にテーパー加工が施されており、曲げに対する断面係数が大きいのが特徴です。
建築や機械といった幅広い分野で採用されており、たとえば、機械のフレームや建築補強などの構造部材として採用されています。
また、背中合わせにして組枠状にすれば、さらに強度の高い柱や梁として使用できます。
アングルとは、断面がLの字のような形状をした山形鋼のうち、両辺のサイズが等しい鋼材のことを指します。
一方、両辺のサイズが異なる鋼材のことを不等辺アングルと呼びます。
アングルは、非対称断面のため、荷重を受ける向きによって強度が大きく異なります。
また、アングルは、断面性能があまり高くありません。
そのため、柱や梁といった構造部材として採用されることはほとんどありません。
しかし、軽量でコストも抑えられることから、強度のあまりいらない簡易的な骨組みなどに多々採用されています。
例えば、機械架台や開口補強材、根太などに採用されています。
溝形鋼と、リップ溝形鋼と、溶接記号とは
引き続き、溝形鋼とリップ溝形鋼と溶接記号のそれぞれの特徴と使用方法について説明しましょう。
溝形鋼は、重量溝形鋼であるチャンネルと軽量溝形鋼であるリップ溝形鋼の総称になります。
コの字の形状をしており、せん断中心が重心位置とズレているということが一番の特徴です。
リップ溝形鋼は、溝形鋼なので、コの字の形状をしており、そのコの開いている部分の先端に爪がついたような形状をしています。
厚みが2.3、3.2mmと薄い材料です。
そのため、断面性能は著しく低いため、構造的な部材としては採用されません。
しかし、薄い材料のため、軽量で低コストであるため、例えば、壁の下地材や天井下地材などでよく使われています。
溶接記号とは、製作図に書かれる記号の事で、鋼材と鋼材を溶接する際にどのような溶接を行うかを指示する記号です。
溶接記号は、開先の取り方で記号が大きく変わります。
また、溶接ビードの長さや溶接ピッチ、のど厚など溶接指示が細かく記載されます。
この溶接記号を見て、作業員は組み立てを行なっていきます。
溶接ビードについて
溶接ビード表面の凹凸は溶接速度が一定であれば、凹凸は生じにくいが、溶接を中断して、継続する時のビードの継目やクレータ処理の不良な場合などにビードの不陸が生じます。
ビード表面に発生するピットは、異物や水分の存在により発生したガスの抜け孔であり、小径で散発的なものは強度には影響しません。大きいものや集中発生したものは応力集中の原因となり、外観にも好しくありません。
溶接ビード表面の凹凸は、ビード長さ25mmの範囲における高低差で表わし、3mmを超える凹凸があってはいけません。
鋼材の表面きずで、へげ、われなど範囲が不明瞭な場合には、たがねやアークエアガウジング法により不良部分を除去したのち、溶接で肉盛りし、グラインダ仕上げをします。
溶接欠陥の検出について
溶接欠陥は一般に、継手形状不良、ビード形状不良、割れ、内部欠陥の4つに分類されます。溶接割れや疲労亀裂は割れの分類になります。
溶接割れの検査は、肉眼で行うのを原則としていますが、疑わしい場合は、磁粉探傷法や浸透探傷法を用います。
仮付け溶接は、一部、本溶接内に残留するので溶接品質を本溶接同様の良好なものとしなければなりません。
溶接工は本溶接に従事する溶接工と同レベルの技量、資格を有する必要があります。
溶接部に黒皮、錆、塗料、油があるとブローホールやわれの発生原因となります。
特に、サブマージアーク溶接はフラックス内でアーク溶接するので溶接部の黒皮や錆、塗料、油はガス発生によるブローホールやわれの原因となります。